発達が気になる子どもたちの日常と臨床応用

日々の生活にある学びと明日から実践できる療育支援のヒント

今日から学校の個人懇談会です

早いもので…今日から1学期の個人懇談会です。

ウチは明日の昼からの予定で、4人を分刻みのスケジュールで詰め込みました笑。

 

 

日頃から先生とできるだけ話をする機会を作っているので、改めて確認することはあんまりないかなぁ…と。

 

まぁTWINS兄弟は…

  • 係や委員会などでの縦割り班・異年齢における役割分担、話し合いなどのコミュニケーションや社会的な交流の状況

 

長女は…

  • 宿題提出や学校の授業態度などの生活状況
  • 疲れた/イライラ時のヘルプを出す頻度、クールダウンの状況

 

末っ子くんは…

  • 学習単元の習熟度の状況(特に読み書き)

 

何となく、こんな感じの話をしてこようかな。

続きを読む

疲れているなら、そっとしておいて下さい。(定期のカウンセリングより)

先日、定期のカウンセラーの先生と話し合いでした。

 

ウチの娘は、遊びに行く気持ちでいつもウキウキです笑。

 

まぁ主は保護者との面談で日頃の様子を確認している感じかな…。

 

ウチの娘はこんな感じ↓↓

developmental-pt.hatenablog.com

 

今回は、

「学校の先生との問題/情報共有」についてでした。

 

学校の先生(学級担任と養護教諭)がカウンセラーの先生と面談をしたようで、その際のお話を聞かせてもらいました。

 

最近は、マイルールや登校までのルーティンが決まってきたおかげで「行き渋り」は減っています。

 

また学級担任の先生との相性もまずまずのようで、宿題量や学校生活/授業での「折り合い」がついている?ようです。

 

この「折り合い」が非常に難しいタイプの子どもなんです…。

「折り合い」とは…

*折り合うこと。譲り合って解決すること。

出典:折合いとは - コトバンク

 

マイルールこだわりがあるので、授業の際には先生も苦労されているようです。

 

「授業が始まってもずっと読書をしていて勉強にへ向かう姿勢になかなか切り替えられない…」そうです。

 

「あらら…」という感じでだいぶご迷惑をかけているみたい笑。

 

本当にウチの娘はわかりやすくて、疲れていたり、気持ちが向かないと何を言っても「無関心/無視」な態度となります。

 

 

この状況に声掛けや対応方法を誤るとさらにマイルール/こだわりが発動しますので、逆に「やらない/やりたくない」方向になって、困難さが増します笑。

 

まぁ学校の授業において当たり前に…

「授業に関係のないものは机に片づけなさい」と言いたいですよね。

 

カウンセラーの先生的には、

「授業が始まったから先に始めるよ。良いタイミングで終わってね、次は〇〇だよ」的な声掛けにしましょう…と。

 

とりあえず、「本人の意思/意図を理解し、その行動を承認/理解しつつ穏やかに次の活動を促す」くらいがちょうど良い??

 

ウチの娘が「読書/お絵描き」している時は楽しいからでなく、気持ちのリセット/クールダウンで没頭していることが多いのです。

 

要するに「疲れている、私は無理です」のサインです。

 

なので、

「疲れているなら、そっとしておいて下さい。」

だそうです…。

続きを読む

ADHDや学習障害、自閉症の子どもが過去最多 文科省調査(2022/7/11)

社会的な認知度の高まりもあるしなぁ…。

 

www.fnn.jp

 

文部科学省は、2020年度に通常学級に通っているADHD注意欠陥多動性障害)や学習障害自閉症の児童・生徒について調査をして、その結果を発表した。

それによると、全国の国公私立の小中高等学校で、通常学級に在籍しながら、週に数回だけ、障害などに応じて、他の教室で特別な指導を受けている児童生徒は、合わせて16万4693人。調査開始以来、最多となった。

(中略)

この中でも、ADHD学習障害においては、2019年度の調査から、およそ1万7000人も増加した。また、自閉症については、調査項目に追加された2006年度は3912人だったのが、14年間でおよそ8倍増えたことになる。

出典:【速報】ADHDや学習障害、自閉症の子どもが過去最多 文科省調査

 

数字で見るとインパクトありますね。

 

 

文部科学省の担当者は、増加の理由について「保護者の学習障害などに関する理解が深まり、特別支援を希望する人が増えたことが考えられる」としている。

出典:【速報】ADHDや学習障害、自閉症の子どもが過去最多 文科省調査

 

いわゆる、「通級指導」を利用している児童と言うことですね。

私の住んでいる市町村では、「通級指導」の体制はありません。特別支援学級 or 通常学級(交流級)という対応です。

 

なので、特別支援学級に入れない境界領域の児童がなかなか困っているようです。養護教員や支援員、教頭/校長などフルに現場で対応していますが、何だか違うような…。

続きを読む

小学1年生の考える力を伸ばす!国語・算数おもしろパズルプリント

こういうプリントは、ちょくちょくストックしておかなくては…。

 

 

これくらいの難易度設定がちょうどいい。

 

kyoiku.sho.jp

続きを読む

好きなこと/楽しみなことへの「準備/片付け」はOKです。

TWINS兄弟が修学旅行に行きます。

 

とても楽しみにしているようで出発2-3日前からやっと「準備/片付け」のスイッチが入りました。

 

 

まぁ2-3日前の直前ですけど、スイッチが入って、旅のしおり?を見てボストンバッグの中身をせっせと確認してました笑。

 

「可愛い子には旅をさせよ」?的な感覚であまり声掛けはせず、本人から質問があれば保護者が回答するという形で「準備/片付け」をしてもらいました。

 

意外にも

自分たちで「あーだ、こーだ」で言いながら、持っていくパンツの枚数を数えたり、「おれはあの服を持っていく」だの主体的に動いていました…。

 

普段は言われないとやらないし、言ってもやらないし…。

 

おみやげリストに

末っ子くん:じゃがりこ(地域限定)

長女:ハイチュウ(地域限定)

母:ご当地キャラのキーホルダー

父:ご当地キャラのボールペン

 

と記載されていますので、楽しみにしています笑。

知的・発達障がいのある児童が、「アシストガイド」を活用して 一人で通学経路を路線バスで移動する実証実験を実施

これは素晴らしい取り組みです。

 

www.kagawa-u.ac.jp

 

要約

国立大学法人 香川大学(以下「香川大学」)とソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、ことでんバス株式会社の協力と四国運輸局の賛同を得て、知的・発達障がいのある児童が安心して公共交通機関を利用できる環境を、ICT(情報通信技術)を活用することで実現する実証実験を、2022年7月4日に実施しました。この実証実験では、ソフトバンクが提供する、困り事を抱える子どもの日常生活や社会活動を支援するアプリ「アシストガイド」を活用し、どのような手順でガイドをすれば、知的・発達障がいのある児童が1人で路線バスを利用して通学経路を移動できるかを確認することができました。なお、この実証実験は、国土交通省が設置した「移動等円滑化評価会議」が目指している、高齢者や障がいのある人などの円滑な移動などに配慮するバリアフリー化促進の趣旨に賛同して実施したものです。

出典:香川大学 :: 知的・発達障がいのある児童が、「アシストガイド」を活用して 一人で通学経路を路線バスで移動する実証実験を実施

 

 

「アシストガイド」の実際の画面

出典:香川大学 :: 知的・発達障がいのある児童が、「アシストガイド」を活用して 一人で通学経路を路線バスで移動する実証実験を実施

 

「アシストガイド」について

「アシストガイド」は、ソフトバンクが提供するアプリで、困り事を抱える子どもの日常生活や社会活動を支援します。保護者や支援者は、子どもの「やること」「やりかた」を「アシストガイド」に簡単に登録することができ、子どもは「アシストガイド」で、その日に「やること」を一つずつ順番に確認することができます。実行方法が分からない場合には、その「やりかた」「行きかた」「持ちもの」アシストガイド」で視覚的に確認することができます

出典:香川大学 :: 知的・発達障がいのある児童が、「アシストガイド」を活用して 一人で通学経路を路線バスで移動する実証実験を実施

 

これは使ってみたいですね。

続きを読む

学習塾で学習性無力感??TWINS弟くん、やる気を失っています。

先ず、小難しい話を書きます笑。

 

Seligmanは、自己の行動と随伴していない統制不能な嫌悪刺激を受けることによって、後の連合学習が障害されるという事実を見出し、これをLearned Helplessness(学習性無力感)と呼んだ。

この効果は、受けた嫌悪刺激の量に規定されるものではなく、統制不能な状況を経験することにより、自己の行動と強化は独立しているという非随伴性の認知が成立したためにおこると考えられている。

出典:人間の学習性無力感 (Learned Helplessness) に関する研究, 鎌原 雅彦, 亀谷 秀樹, 樋口 一辰. 教育心理学研究, 1983年 31 巻 1 号 80-95

 

 

特に「統制不可能性」「非随伴性」は大事な用語です。

この話は後で説明するとして、先日、学習塾の三者面談がありました。

 

保護者としては、学力が向上することも一つの期待ですが、「できる/できない」だけでなく、「学習への取り組みや姿勢」を身につけることも大事な要素です。

 

話によると「授業中に話を聞こうとしなかったり、他の作業をしたり…と先生の指示に応じなかったり、授業への参加意識が低い」と色々ご指摘がありました。

 

そんな理由を言語化することが難しいですので、三者面談で対応しました。

 

彼の単純な内なる思いは、

  • おもしろくない
  • 勉強わからん
  • 遊びたい
  • 遊ぶ時間が少なくなる
  • 何で塾に行かないといけないのか(自分の意思で入りましたけど笑)…等々

 

今までの彼の言葉を聞いているとだいたいこんな感じ。

 

先ほど書いた「学習性無力感」「統制不可能性」「非随伴性」という言葉はどのように繋がっているのか考えてみました。

 

自己の行動と随伴していない統制不能な嫌悪刺激を受ける

(勉強やろうとしているが理解できず、とりあえず指摘を受ける?)

 

ことによって、後の連合学習が障害されるという事実を見出し、

(やろうとしても内容が理解できない/習熟されないことがわかる)

 

これをLearned Helplessness(学習性無力感)と呼んだ。

(どうせ勉強してもわからない、やる意味がない)

 

この効果は、受けた嫌悪刺激の量に規定されるものではなく、

(「〇〇しなさい」のような指摘?)

 

統制不能な状況を経験することにより、

(学習塾/授業にはとりあえず、参加しないといけない?)

 

自己の行動と強化は独立しているという非随伴性の認知が成立したためにおこると考えられている。

(「どうせできない/理解できない」と行動の結果が決まっている/予測できてしまい、自信を喪失している状態である)

 

まぁ「できない/わからない」ことをやろうとしても「おもしろくない」し「理解しようとも思えない」ですね…。

わからなくはない話です。

 

学習塾の先生からすれば、「話さえ聞いてくれて、やろうとしてくれれば…」みたいなお話だったので…

 

わたし:「とりあえず、70-80%わかる問題から再学習して応用問題は1-2つくらいにしないと注意・集中も意欲も続かないと思います。」

 

学習性無力感の状態では、何をやってもただのストレスですので、本人も受け入れるのならば別の問題集やドリルをマイペースに解く時間にあててくださいと伝えました。

「できた」の成功体験を増やして、小さな目標をクリアしていくしかなさそうです…。

 

まぁ難しいですよね、受験勉強って。

私も勉強は得意ではないです、解剖学や運動学、心理学、認知心理学神経科学とかは大好きです笑。

続きを読む

日記/作文は「おもしろい」ことを書くものなんですか??

今週末も悩んでおりました…。TWINS弟くん

 

「日記/作文」と言う、自由な発想且つ文章構成を求められる課題…

 

理解語彙は年代相応であっても、その語彙力を基に文字に書き起こしたり、文章として組み立てることはまた別問題です。

 

developmental-pt.hatenablog.com

 

話のネタになりそうなことを本人と相談してみました…。

  • 野球の試合について:負けたから書きたくない。TWINS兄さんも書いてる。
  • 兄弟でボードゲームをしたこと:おもしろくない、前にも書いた。
  • TVをみたこと:おもしろくない。
  • 修学旅行の準備のために買い物に行ったこと:おもしろくない。

 

 

「おもしろくない??」って言うのが、日記/作文の宿題において「こだわる」べきポイントなのか私にはわかりません。

しかも、日曜日の夜まで書いていない状況で…。

 

私が思うに彼の語彙力の問題で「おもしろくない」ではなく、話の内容としてノート2ページを書き綴って行けるほどの体験/エピソードではない??という意味かなぁと…。

 

ちなみに早く終わらせている時に内容を確認しても、上記のテーマで書いているのです。私が見る限り、ただ時系列に内容を綴っているだけですから、「おもしろい/おもしろくない」が内容に集約されているのかは不明です笑。

 

本人なりに何かあるのかもしれませんが…。

やはり「こだわり」が始まるとその「こだわり」から抜け出せなくなる感じなのかな?

思考のスウィッチング/切り替え??

 

で、結局そのまま夜は寝てしまい、朝になってTWINS兄さんの「野球の試合」のテーマ/内容をパクりつつ、何とか書き上げてました…。

 

かなり前向きな志向/思考が働いている体験/エピソードでないと難しいんだなぁ~と改めて思いました。

「宿題」としての物事の価値観や捉え方を変換/修正できればもっと楽だと思うのですが、「几帳面・まじめ≒こだわり・特性」の境界領域ですかね。

続きを読む

「ippo!きれいに消えるかきかたえんぴつ」を使ってみた。

まぁまぁ良い感じです。

 

ippo!きれいに消えるかきかたえんぴつ

www.tombow.com

 

 

宿題あるあるのひとつ

「書く→間違える→消す」の繰り返しでプリントが破れたり…

「消す」のがめんどくさくて少し文字が薄く残って、なんて書いてるのかわからなくなったり…

 

子ども自身の変化や気づきはないかもしれませんが、環境調整のみでストレスが軽減されるなら万々歳です。

 

続きを読む

障害ある子の学び「地域の学校か特別支援学校か」(東洋経済オンライン2022/6/27)

昨日の記事はこちら↓↓

developmental-pt.hatenablog.com

 

また違った視点から考えてみたいと思います。

toyokeizai.net

 

東京都立村山特別支援学校の坂口しおり校長の言葉より引用

「障害児は環境や教育から情報を受け取り、脳の中でそれを処理するとき、障害のある部位を使えないので、迂回路を形成しているイメージです。このため、子どもたちはスロービデオのようにゆっくりと、でも確実に発達していきます」

(中略)

「障害児教育で最も大切なことは、どこで学ぶかではなく、どんな教育を受けるかです。子どもが本来の力を発揮し、介護を受けていても自立した生活を送り、社会の中で誇りを持って生きていくためには、どのような教育・サービス・支援が必要かを整理し、それを実現できる学校を目指し、不足をどう補うかを考えることが大切です。地域の小学校も特別支援学校も100%ではなく、それぞれによいところがあるからです」

出典:障害ある子の学び「地域の学校か特別支援学校か」 | インクルーシブって何だろう みんなにやさしい社会のかたち | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

 

 

そうですよね~と勝手に共感しました。

そのためには必要且つ適切な情報がしっかりもらえること、それを踏まえて本人・保護者の意思決定支援がしっかり尊重されることでしょうか…。

続きを読む

人工呼吸器を付けた「医療的ケア児」は地元の小学校に正式入学できるのか(2022/6/27 Yahoo!ニュース)

色々な意見があるんだなぁ~と改めて思います。

 

 

news.yahoo.co.jp

 

双方がWin-Winになれる合意形成となってほしいです。

続きを読む

そこは、類似している/併存しているで良いような…(ASDとADHD)

こんな記事を見つけました。

news.biglobe.ne.jp

 

 

原著論文はこちら↓↓

www.frontiersin.org

 

"ASD and ADHD are the most common neurodevelopmental disorders diagnosed in childhood. But as they often share similar traits, making diagnoses for both conditions can be lengthy and complicated," Dr Constable says.

出典:Science News

 

Constable博士は、

ASDADHDは、小児期に診断される神経発達障害の中で最も一般的な疾患です。しかし、これらの疾患は、しばしば類似した特徴を有しているため、両疾患の診断を行うには、時間がかかり、複雑なものとなります」

 

そうなんです。類似/併存もするし乳幼児期から縦断的に観察していくと

ASDADHDになったり、ADHDASDになったりという事例もあるのです。

DSM-5のような臨床徴候やADOS-2やらADI-R等の診断補助に有用な評価/アセスメントであっても限界はあるのかもしれません。

 

ADHDに関しては、治療の第一選択肢にコンサータという薬物療法がありますから、確定診断が必要な場合/時期もあるかもしれません。

 

私は、「ESSENCE」という考え方がしっくりくるので白黒はっきりつける必要はないようにも思います。

類似/併存ありきで療育支援をどのように考えるかの方が実践的かなぁ…と。

 

developmental-pt.hatenablog.com

感情論・根性論は難しい…スポーツあるある

久しぶりの野球ネタ…というかスポーツ全般に言えることかな??

 

developmental-pt.hatenablog.com

 

このシリーズの番外編かな??

 

ウチのTWINS兄弟も学童野球の「最後の夏」を迎えようとしています。

そこそこ強いチームに所属していますから、「最後の夏」ともなると監督・コーチ陣からの「活を入れる/鼓舞する」表現も増えてきます。

 

  • 「気合を入れろ!!」
  • 「やる気を出せ!!」
  • 「勝ちたい気持ちを出せ!!」

 

このような表現(抽象的な概念)をESSENEのある子どもに伝えても、全く意味がわからないし、どのように行動すべきなのか「???????」です。

 

 

監督・コーチ陣の批判ではありません。あくまで一般論でよくあることですし、それを踏まえて子どもに「どのように」理解してもらい、表現させるかの問題だと思うからです。

 

ウチのTWINS弟くんは、かなり困惑しているようです…。

それなりに…

「声は出している」

「やるべき練習メニューはやっている」

「勝ちたいとは思っている」

 

一応、本人に伝えてはいるのですが、まだしっくりきていないようです。

上記のような言葉をどのように解釈するか考えてみました笑。

  • いつもの1.5~2倍くらい声を出す感じ。
  • いつもの1.5~2倍くらい速く/早く動くイメージで。
  • 一球ずつ、声を出す(ナイスピッチ、さぁ~こーい)…等
  • 守備/打撃練習で「もういっちょ、お願いします」的なことを言う。
  • 監督やコーチ陣が言っていることを、そのまま自分も言ってみる(模倣する)

 

とは言え、注意・集中の限界もあるのか、毎回またはある一定の時間を再現し続けることが難しいようです。

もしくは、身体的な限界?発達性協調運動症(DCD)のような運動の不器用さもありますから、「いつもの1.5~2倍くらい速く/早く動くイメージで。」っていうのも若干、無理があるのかもしれません笑。

 

特に典型的だなぁ~と思うのは、

守備/打撃練習で「もういっちょ、お願いします」的なことを言う。

 

当たり前なのですが、練習ですから時間の関係等も考慮し、バッティングは「一人10球」とか決めて始めるわけです。守備練習のノックに関しても同ポジションに2-3人いることもありますから、自分がノックを受けたら、次の人にすぐ変わります

 

このような一定の「ルール」が存在するわけです。

しかしながら、感情論・根性論の「ルール」が発生している時には、

「もういっちょ、お願いします」的なことを言うのが「通例/慣例」のようです笑。

 

「え??一人10球でバッティング交代って言うてたやん??」

みたいな話です笑。

 

言葉を具体的に伝える/言い換えるって本当に難しいなぁと思います笑。

落ち着いているなら様子をみましょう(長女)。

今年度の4月から通い始めた医療機関での診察も一通りアセスメントが終わり、

「まぁ落ち着いているなら様子をみましょう」と定期受診の頻度が変更になりました。

 

そもそも初診までに約半年?くらい待ったので色々な事情も変わっていて、当たり前に保護者も対応を工夫しての現在ですから、随分と落ち着いているように見えるかもしれません笑。

 

是非、こだわりや情緒不安定さがピークの時に診察してもらって、学校と連携してほしかったですわ…。

 

 

一番の変化は…

学校の「担任」の先生が変わったことですね笑。

年度をまたいでしまったので…。

 

後は、保護者も「できること/できないこと/少しサポートすればできること」の線引きをして、できるだけ統一した関りができるように配慮したことでしょうか…。

 

特にうちの場合は、種々の要因で情緒不安定さがピークになると、「できること」も「できないこと/少しサポートすればできること」に容易に変化してしまうのですが、以前は「できること/できたこと」に保護者もこだわってしまい、お互いになかなかうまくいきませんでした…。

 

大人は少々?情緒が不安定でも「仕事」と割り切ってできること、ざざっと済ませてしまう?などの自分なりの息抜き/手抜き方法はあるかもしれません。

必殺「有休」とかね。

 

そう考えると、子どもに有休はありませんからね。

5日勤は当たり前ですから笑。

 

まぁちょっとそんな風に考えてあげる気持ちの余裕が大人にもいるんだなぁ~と子どもから学ばせていただきました。

 

そんなわけで、次回の受診は…

運動会が終わった後くらいのバーンアウト(燃え尽き)症候群が出現する頃に受診することになりました笑。

続きを読む

ひらがなをカタカナになおしましょう…こんな問題です。

ウチの末っ子くんは、時々「報酬」を決めて、

「自学」に取り組みます。

 

一応、色々と子どもの発達特性やら学習単元に合わせて色々とプリント教材をストックしています笑。

 

 

で、ウチの末っ子くんは、

「特殊音節」がまだ不安定なので、自学で取り組んでもらいました。

 

developmental-pt.hatenablog.com

 

こんな問題でした。

ひらがなをカタカナになおしましょう。

 

①はんばあぐ → 

②けえき   →

③ひこおき  →

 

見事なまでに…

①ハンバアグ

②ケエキ

③ヒコオキ

 

そうじゃないだろ~。と思いますけど、これは頭の固い大人の発想のようです。

ひらがなをカタカナになおしましょう。

「た・だ・し・く」とは、問題文には書いてないのです…。

まぁ無料の教材なので、その辺りはわかりますよね!?的な感じで作成されているのだと思います笑。

 

頭の柔らかいウチの末っ子くんは「これで良いで!」と直す気もさらさらありませんでした笑。

続きを読む