発達が気になる子どもたちの日常と臨床応用

日々の生活にある学びと明日から実践できる療育支援のヒント

そこは、類似している/併存しているで良いような…(ASDとADHD)

こんな記事を見つけました。

news.biglobe.ne.jp

 

 

原著論文はこちら↓↓

www.frontiersin.org

 

"ASD and ADHD are the most common neurodevelopmental disorders diagnosed in childhood. But as they often share similar traits, making diagnoses for both conditions can be lengthy and complicated," Dr Constable says.

出典:Science News

 

Constable博士は、

ASDADHDは、小児期に診断される神経発達障害の中で最も一般的な疾患です。しかし、これらの疾患は、しばしば類似した特徴を有しているため、両疾患の診断を行うには、時間がかかり、複雑なものとなります」

 

そうなんです。類似/併存もするし乳幼児期から縦断的に観察していくと

ASDADHDになったり、ADHDASDになったりという事例もあるのです。

DSM-5のような臨床徴候やADOS-2やらADI-R等の診断補助に有用な評価/アセスメントであっても限界はあるのかもしれません。

 

ADHDに関しては、治療の第一選択肢にコンサータという薬物療法がありますから、確定診断が必要な場合/時期もあるかもしれません。

 

私は、「ESSENCE」という考え方がしっくりくるので白黒はっきりつける必要はないようにも思います。

類似/併存ありきで療育支援をどのように考えるかの方が実践的かなぁ…と。

 

developmental-pt.hatenablog.com