発達が気になる子どもたちの日常と臨床応用

日々の生活にある学びと明日から実践できる療育支援のヒント

何だかしっくりくる「ESSENCE」という概念/包括的名称

”ESSENCE”という概念または包括的名称をご存じですか??

 

ESSENCEとは、

「Early Symptomatic Syndromes Eliciting Neurodevelopmental Clinical Examinations(神経発達的診察が必要になる早期徴候症候群)」の略であり、スウェーデンヨーテボリ大学のクリストファー・ギルバーグ教授より提唱された概念です。

 

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発達障害、知的障害、チック症、てんかん症候群、その他の神経発達障害を含む神経精神医学的・神経発達的な診断が必要となるような徴候が、発達の早期に見られている状態(重要な前兆)を表します。

出典:高知ギルバーグ発達神経精神医学センター

 

要するに、「なんか気になるな~」を経過観察や気づかれずに放置してしまうと、中・長期的に何らかの問題を抱えてしまう可能性があるので、しっかりフォローアップして早期発見/支援に繋げていこう!ってことです。

 

以下は私見です。

病院や乳幼児健診後のフォローアップ、発達検査なんて聞くと急に敷居/ハードルが上がったように感じるかもしれません。

でも、専門的な視点から子育てのコツをちょっと教えてもらえて、赤ちゃん/子どもも楽しく遊べたり、笑顔も増えて、少しでも子育てが楽しく/楽になればWin-Winじゃないかな。