発達が気になる子どもたちの日常と臨床応用

日々の生活にある学びと明日から実践できる療育支援のヒント

感情論・根性論は難しい…スポーツあるある

久しぶりの野球ネタ…というかスポーツ全般に言えることかな??

 

developmental-pt.hatenablog.com

 

このシリーズの番外編かな??

 

ウチのTWINS兄弟も学童野球の「最後の夏」を迎えようとしています。

そこそこ強いチームに所属していますから、「最後の夏」ともなると監督・コーチ陣からの「活を入れる/鼓舞する」表現も増えてきます。

 

  • 「気合を入れろ!!」
  • 「やる気を出せ!!」
  • 「勝ちたい気持ちを出せ!!」

 

このような表現(抽象的な概念)をESSENEのある子どもに伝えても、全く意味がわからないし、どのように行動すべきなのか「???????」です。

 

 

監督・コーチ陣の批判ではありません。あくまで一般論でよくあることですし、それを踏まえて子どもに「どのように」理解してもらい、表現させるかの問題だと思うからです。

 

ウチのTWINS弟くんは、かなり困惑しているようです…。

それなりに…

「声は出している」

「やるべき練習メニューはやっている」

「勝ちたいとは思っている」

 

一応、本人に伝えてはいるのですが、まだしっくりきていないようです。

上記のような言葉をどのように解釈するか考えてみました笑。

  • いつもの1.5~2倍くらい声を出す感じ。
  • いつもの1.5~2倍くらい速く/早く動くイメージで。
  • 一球ずつ、声を出す(ナイスピッチ、さぁ~こーい)…等
  • 守備/打撃練習で「もういっちょ、お願いします」的なことを言う。
  • 監督やコーチ陣が言っていることを、そのまま自分も言ってみる(模倣する)

 

とは言え、注意・集中の限界もあるのか、毎回またはある一定の時間を再現し続けることが難しいようです。

もしくは、身体的な限界?発達性協調運動症(DCD)のような運動の不器用さもありますから、「いつもの1.5~2倍くらい速く/早く動くイメージで。」っていうのも若干、無理があるのかもしれません笑。

 

特に典型的だなぁ~と思うのは、

守備/打撃練習で「もういっちょ、お願いします」的なことを言う。

 

当たり前なのですが、練習ですから時間の関係等も考慮し、バッティングは「一人10球」とか決めて始めるわけです。守備練習のノックに関しても同ポジションに2-3人いることもありますから、自分がノックを受けたら、次の人にすぐ変わります

 

このような一定の「ルール」が存在するわけです。

しかしながら、感情論・根性論の「ルール」が発生している時には、

「もういっちょ、お願いします」的なことを言うのが「通例/慣例」のようです笑。

 

「え??一人10球でバッティング交代って言うてたやん??」

みたいな話です笑。

 

言葉を具体的に伝える/言い換えるって本当に難しいなぁと思います笑。