発達が気になる子どもたちの日常と臨床応用

日々の生活にある学びと明日から実践できる療育支援のヒント

高学年指導にはクラブ活動や委員会活動を活用しよう

こんな記事を見つけました↓↓

 

kyoiku.sho.jp

 

まぁよくある指導方法だとは思いますが、なかなか立候補してくれるタイプは少ないですよね。

 

ウチのTWINS弟くんは、まさにそんなタイプです。

developmental-pt.hatenablog.com

 

委員会や集会の段取り、内容をまとめるなんて、抽象的なことから具体的にしていく作業ですので、「特性」の有無に関わらず、大変ですよね。

 

 

以前に担任の先生から、こんな話を聞きました。

少し意見をまとめていくために、「一回小グループで話し合ってから、また意見を出しましょう」となって、司会をしていたTWINS弟くんに「〇〇くん、一回話し合うから適当にグループを作ってあげて」と…。

 

「て・き・と・う・に??(適当に)」となったそうで、小パニックです笑。

 

まぁ「適当に」なので、

席の列でもいいし、前から3人ずつでもいいし、男女別でもいいし…。

 

色々と考えはあると思うのですが、一回ConfuseしてしまうとResetは困難です。

 

色々な友達が司会をしたり、一緒にグループ活動をする中で話し合いをすることはあると思うのですが、具体的にどうすべきかのスキルは未獲得なのかな?

 

彼の中で司会/会議/計画立ての「目的/役割」は明確化されていないようです。

 

まぁ体験/経験不足も多いと思いますけど…。避けて通ってきたんでしょうね笑。

 

こんな記述がありました↓↓

「人の役に立つ喜び」「自分から進んで活動する気持ちのよさ」の体感が、学級集団の高まりへとつながります。

出典:高学年指導にはクラブ活動や委員会活動を活用しよう|みんなの教育技術

 

クラブ活動や委員会活動そのものよりは、縦割り班の交流や活動の計画といった「活躍する場」の提供と場面/状況に応じた「目的/役割」の明確化が彼のコミュニケーションやソーシャルスキルに働きかけるきっかけになりそうです。

 

そんなわけで、担任/情緒の先生とも話を色々して、運営委員会とか掃除係のリーダーとかをさりげなくサポートしつつ、任せてあげてください…みたいなね笑。

 

「学校」という限られた空間/集団でしかできない支援だと思いますので、非常に大事だなぁと思います。