発達が気になる子どもたちの日常と臨床応用

日々の生活にある学びと明日から実践できる療育支援のヒント

クリアファイルにも「目的/役割の明確化」と「物理的環境の構造化」

学校からのプリント配布物や宿題プリントなど多くて、管理が大変ですよね…。

 

ウチのTWINS兄弟は、もう小学校の高学年です。

 

低学年時は、一緒に連絡帳を見て、教科書等の忘れ物がないかとか確認していましたが…それでもプリントは見るも無残にぐしゃぐしゃになり、手先が不器用な彼らにプリントをまっすぐに入れたり、先生の話を聞きつつ、他の作業を伴う複数の同時処理には困難さがあります。

 

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とある、参観日の帰りの会の状況を行動観察してみました。

 

  • 先生 or 前の友達からプリント配られる
  • とりあえず、そのプリントを見る/読む
  • 後ろから「はやくまわせ」的なことを言われるww
  • まだ、そのプリントを見続ける…
  • 学校用の簡易なジッパー付きクリアファイルに入れようとするが、本人なりの入れる順番があるのか、他の物を出したり入れたりと時間がかかる
  • 次のプリントが前から配られる
  • 前の作業が一旦止まり、新しいプリントを見る/読む
  • そうこうしている内に、先生の話を聞く時間となり、作業を止める必要がある。*それでも読み続けてましたけどww
  • 帰りの挨拶が始まり、みんなさっさと帰っていく…
  • みんなが帰るので、とりあえず手元に見える分だけガサガサとクリアファイルに入れて、教室を出る…。

 

「はい、忘れ物、ぐしゃぐしゃのプリント配布物の完成です!!」

 

自立した行動の獲得には、何が必要かウチの嫁さんと考えました。

 

「本人なりの入れる順番があるのか、他の物を出したり入れたりと時間がかかる」

この行動はフレーミング?すれば、

「入れる順番や場所が決まっていれば、丁寧に作業をすることができる!!」

 

いや、ポジティブ過ぎやろ!?と…つっこみたくはなりますが、そう考えていくしかないのです笑。

 

で、文房具屋さんに行って色々なクリアファイルを探して来ました。

子どもさんの特性にもよりますけど、ウチは「ホルダーインタイプ」「ドキュメントファイルタイプ」が一緒になっているのが使いやすかったです。

 

この場所/付箋には、「連絡帳、宿題、提出するもの」等のシールで視覚的な配慮(注意喚起)をすることで、「どこに/なにを/どのように」の作業がスムーズになるようです。

 

まぁ一例の物品を挙げておきます。実際にお店で見て触って、使い心地を確認することをお勧めします。

 

 

探したけど、ウチの使ってるのはよくわかりませんでした…。

 

 

この2つが上手く合わさった良い感じのがあったのです笑。

情報が曖昧ですいません。

 

何をするにも「目的/役割の明確化」と「物理的環境の構造化」は大事です。