発達が気になる子どもたちの日常と臨床応用

日々の生活にある学びと明日から実践できる療育支援のヒント

教育現場における「主体的・対話的で深い学び」とは??

学校の個人懇談会が終わりました。

 

まぁ皆さん頑張っているようで一安心です。

前回の記事はこちら↓↓

developmental-pt.hatenablog.com

 

TWINS兄弟について

修学旅行は無事に大きなトラブルもなく終えることが出来ました。

何かしら荷物等の落とし物/忘れ物があるかなぁと思っていましたが、先生曰く「上手に管理できていた」とのことです。

 

先生も

「お母さんが上手に荷物を小分けに見やすくしていてくれたので、本人たちもわかりやすかったんでしょうね」と…。

ジップロックやら大きめの洗濯ネットなどを駆使して一日目用、〇〇用みたいに目的別に構造化していたのが功を奏したようです笑。

 

できるなら普段からやってほしい…。

まぁ自宅みたいに余計な情報や雑音が少なく、限られたホテルのような生活空間/レイアウトが合うのでしょうね。

 

先生のコメントからは、

ホテルでみんなとわちゃわちゃ楽しみたいTWINS兄さんとマイペースを崩さず、自分の部屋でゆっくりTVみて過ごしているTWINS弟くんの姿が対照的でおもしろかったと…。

 

 

で…長女

今回は、ここが一番の悩み所でしたね…。

 

先生の特性/性格の理解があるため、昨年と違い柔軟に対応していただいてるのはとてもありがたいです。

しかしながら、通常級(交流級)に在籍しているので、支援や配慮の限界があるのも事実なようです。

 

特に「算数」の習熟度/理解度がかなり遅れているようで、授業のみではフォローアップが難しいようです。

その他数名に同様の傾向があるため、算数のみ不定期ながら支援の先生がフォローで入りつつ、サポートはしてくれているようです。

 

学校/教育が大事にしている「主体的・対話的で深い学び」ってのをどのように体現するかが難しい…と。

 

www.asahi.com

 

よくある感じでは、

グループになって問題の解き方を考える、他の考えがないのか話し合う、友達同士で教え合う…みたいな学び方です。

 

「主体的・対話的で深い学び」の学習モデルです。

出典:まなびのかたち│【学びに向かう挑戦】第1回 プロローグ「変わる学校教育」│ベネッセ教育総合研究所

 

まぁ何となく大事なのはわかる…。

ウチの娘にとって根本的な話し合うための「知識・技能」がなく、参加できないということです。

自分では、解決が難しいと判断したら他者に援助要請をしたりすることも大事な学びの要素ですが、それは特性/性格もあるのか絶対にしないし/したくないのです…。

 

この基本的な「学習意欲(学習動機づけ)」が難しいと…。

特に集団の中のひとりですからね、先生も大変だろうなぁ~と思いながら聞いてました笑。

 

俗にいう最近の若者は…

最短で最も効率の良い解答方法を選びがちですからね笑。自分で考えるより教えてもらった方が速いってやつです。

娘で言えば、友達の解答をノートにそのまま書き写す…となるわけです笑。

 

この辺りの授業展開/運営のコツみたいなんは、教職員の腕の見せ所?なのかな??

私もリハ専門職/障害福祉の観点から教育現場には参画していますので、一緒に色々と話はさせていただきましたが、「餅は餅屋」ですからね、あまり意見/主張しすぎるのは良くありません笑。

 

先生が話や解答を誘導しないと進まないけど、誘導しすぎるのもよくない…てのがこの手の学びの悩みどころなんでしょうね。

「言うは易く行うは難し」ですね、まさに。

 

末っ子くんの懇談会の話はまた今度。