ピッコロが悟飯に行った修業=「認知的徒弟制」
おもしろい記事を見つけたので、読んでみました。
ドラゴンボール世代には懐かしい内容です笑。
地球に襲い来るベジータ・ナッパを迎え撃つため、ピッコロに鍛えられていた頃の悟飯はわずか4歳。獣がはびこる土地で6か月間放置され、その後はピッコロとの闘いの日々……いくら悟飯に才能があったとしても、修業の辛さは生半可なものではなかったはず。悟飯はどのようにして修業を乗り越え、さらにピッコロと信頼関係を育んでいったのか…(後略)
出典:[ピッコロが悟飯に行った修業には、科学的意味があった? 二人の「師弟関係」を発達心理学の専門家が解説]| 【公式】ドラゴンボールオフィシャルサイト
発達心理学的な観点から「ピッコロと悟飯の師弟関係」について考察した特集記事です。
この師弟関係を発達心理学的には「認知的徒弟制」と呼び、昔の「師匠に弟子入りして、その中で芸や技を身につける」という学びの形です。
この過程を詳しく4段階に分けていくと以下の図のようになります。
出典:[ピッコロが悟飯に行った修業には、科学的意味があった? 二人の「師弟関係」を発達心理学の専門家が解説]| 【公式】ドラゴンボールオフィシャルサイト
とは言っても、なかなか「あの修行」を耐えるのはきついと思います笑。
認知的師弟制を構築するために以下のような要因を記事に挙げられています。
- ピッコロは悟飯にとって「安全な避難場所と安心の基地」
- 悟飯が成長できたのは「レジリエンス」が豊かだから
「安全な避難場所と安心の基地」とは、
子どもが守られている感じたり、その人といると気持ちが落ち着く、ほっとする、安らぐといった誰かとのつながり感からポジティブな感情を持てることで形成されていきます。
このようなベースがないと、子どもは「探索活動」と呼ばれる色んなものへのチャレンジや創作・スキルアップなどができません。
レジリエンスとは、困難で脅威を与える状況にもかかわらず、うまく適応する過程や能力、および適応の結果のことで、精神的回復力とも訳される。
悟飯には、そのような性格・気質があってこそ、厳しい修行という「環境」にも耐える/適応することができた…ということです。
これは、あくまでアニメのお話ですが、日常生活の中にも色んなものへのチャレンジにあふれています。
うちでは、子どもたちが「自分で買い物する/注文する」という経験/練習をよくしています。
わかりやすいマクドナルドとかコンビニのちょっとした買い物とかね。
そんなん簡単でしょ…とか思いますけど、意外と難しいんですよ。
「dカードはお持ちですか?」とか「今〇〇がお安くなっています、どちらになさいますか?」、「袋はお持ちですか?」のような店員さんも言わないといけないルーティンがあるので、こちらもパニックです笑。
子どもも店員さんもこちらをチラチラ見てきますが、他人の振りです笑。
一回やってすぐにできるタイプもいれば、なかなか言えず黙り込んでしまったりと…個性豊かです。レジリエンスは豊かではありません笑。