発達が気になる子どもたちの日常と臨床応用

日々の生活にある学びと明日から実践できる療育支援のヒント

WISC-Ⅳの結果の解釈をしてみよう(長女)

先日、ウチの娘の検査結果をもらってきました。

ってことで「WISC-Ⅳ」を用いて、結果の解釈をしてみましょう。

 

ウチの娘さんです↓↓

developmental-pt.hatenablog.com

 

私は、仕事で診察に行けなかったので結果の報告書と嫁さんからの情報から解釈です。どうやら下位領域の結果は医療機関として渡せないルール?になっているようで、その場で説明のみされたそうです。

 

下位領域の解釈こそ大事なんですけどね…。

まぁしゃーないです。

 

 

こんな感じ↓↓

 

 

パッと見は凸凹も少なく、ちょっと処理速度(PSI)が低いかなぁ~くらいです。

個人的には、ワーキングメモリ(WMI)が低そうなイメージでしたが、意外と良いみたい…。

 

PSIに関しては、いつも漢字練習帳やらノートの書き込みはゆっくりで、

良く言えば、「丁寧・きっちりさん」

悪く?言えば、「板書等の書き取りが苦手、課題/作業を進めるのが遅い、せかされると力を発揮できない」という感じでしょうか。

 

ここからが、下位領域の話になるので何とも言えませんが、

どうやらPRI「平均」となっていますが、下位領域の評価点差が大きかったようで、単一指標としての解釈には注意が必要ということです。

 

なので、

  • 積木模様
  • 絵の概念
  • 行列推理
  • 絵の完成(補助検査)

の評価点に凸凹があったのでしょう。

 

嫁さんの話や結果の報告書から推測をするに、どうも「積木模様」がかなり低かったみたいですね。

 

「積木模様」はパズルみたいなもんで、「空間的に考える力」「目と手の協応力」を指します。

 

お絵描き好きだったりしたので、意外な結果でした。抽象的な視覚刺激を分析して、統合する能力だったりするので、わかりにくかったのかな??

 

まぁ新規の漢字なり、書き写す/板書作業の時に、目で見て捉えて、形を分析して文字に起こすという過程は、PRIとPSIの関係性が強いと思いますので、負担になる可能性は高いでしょう…ていう解釈です。

 

細かな支援については、また次回にでも書きます。