発達が気になる子どもたちの日常と臨床応用

日々の生活にある学びと明日から実践できる療育支援のヒント

色々と見て動き回っているのに、意外と反応は遅い??-ADHD児の眼球運動-

へぇ~、そうなんだ。と思った研究から…

 

medley.life

 

原著論文はこちら↓↓

journals.plos.org

 

ADHD児は感覚探求探索行動が多いし、色々と気になった情報に注意を向けたり、転導するイメージもあり、眼球運動として素早く動いてそうですが、実は反応が遅い…という結果です。

 

 

要するに、

うまく次のターゲットに視線を切り替えれない、予測的に動かしたり、そもそも中心視で捉えておくことが難しいみたいですね。

 

そうなると、

文章を読もうと「行」に沿って眼球を動かそうとしても、「あっち・こっち」と行ってしまい、上手く文字のまとまりを捉えようしたり、文字を追うことが難しいですよね。

 

動機付けの影響は強そうですけどね、目的的な眼球運動や注意を選択的に向けることが難しい感じなのかな。

 

とは言え、しっかりVision Traning(VT)なりQuiet eye training(QET)を継続していく必要がありそうです。