発達が気になる子どもたちの日常と臨床応用

日々の生活にある学びと明日から実践できる療育支援のヒント

TWINS兄さんがWISC-Ⅳを再検査するみたいなので、久しぶりの過去のデータを用いて他己紹介。

ウチのTWINS兄さんが…

久しぶりに「The Wechsler Intelligence Scale for Children-Fourth Edition:WISC-Ⅳ」を実施するそうです。

 

TWINS弟さんはこちら↓↓

developmental-pt.hatenablog.coma

 

日本版K-ABCⅡとかVineland™-Ⅱ適応行動尺度を困りごとの状況に応じて評価/アセスメントをしてもらっていましたが、今後の学校教育相談も兼ねて再検査をしておこうという経緯です。

 

 

まだ実施していないのですが、久しぶりに前のデータを見てみようと思ったので、ついでにまとめておきます。

他己紹介になるのかな??過去のデータを基に…。

 

小1の時です。懐かしい…。

 

 

まぁ凸凹ですね。グラフにすると下位検査も含めて鋭角です笑。

 

このデータのみで解釈するには信頼性が欠けるくらいのばらつきですが、

一般的に「ワーキングメモリ」に関連しやすいつまづきとは…

 

  1. 読み書き、考える力の苦手さ
  2. 注意散漫、聞き間違えが増える
  3. 複雑な計算のミスが増える
  4. 自分をコントロールする力の弱さ
  5. 計画性がない行動の増加…等と言われています。

出典:松田修(2015)「WISC-Ⅳによる発達障害のアセスメント」

 

しかしながら、「ワーキングメモリ」「弱さ」を補えるレベルに「知覚推理」「処理速度」の高さという「強み」を持っています笑。

 

上記のつまづきを「リフレーミング的に解釈すると…

  1. 視覚的に言語的知識/マニュアル等を増やすことで考えるのではなく、パターンとして理解する。
  2. 物忘れ、置き忘れ、入れ忘れ、聞き逃し等が頻繁にあるけど、作業量と速さでカバーする。何とかしてやろうとしゃかりきに動く。
  3. 間違えたらひたすら直す。見直しではなく、ひたすら提出して繰り返す笑。
  4. 衝動的に色々とこそこそやってやろうと無計画に行うが、何とかばれないように処理速度でごまかす笑(ばれてます)。
  5. 計画性がなく、失敗するけど、ひたすら試行錯誤を繰り返す集中力/作業力がある。

 

良くも悪くも、「知的好奇心の高さ」に加えて、「一番になりたがる性格/特性」「処理速度の速さ」が彼の行動を支えているように思います笑。

 

失敗も多いけど、処理速度を活かしつつ、一番になりたい気持ちを前面に出して、ひたすら繰り返している内にいつのまにかパターン学習されている…感じ??

 

聴覚的ワーキングメモリは壊滅的で「うん、わかった…え?なんて?」が日常茶飯事です。

話しかける時は、TVを止めたり、やってる作業を止めてもらい、一旦こちらに注意を向けてから指示を入れないと聞いてません…というか聞こえていません…聞こうともしていません笑。