発達が気になる子どもたちの日常と臨床応用

日々の生活にある学びと明日から実践できる療育支援のヒント

子どもの損得勘定を整理して、上手く行動変容させてみよう

「損得勘定」というのは、あまり良い意味に使われないことも多いです。

 

ASD等の神経発達症群の子どもたちの場合にも同様で「自分にとって有益なこと、損失になることに敏感で、自分にとって損か得かということを物事の判断基準にしてしまう…」という感じです。こだわりとかその他の要因も色々とあるとは思いますけど。

 

 

まぁ要するに「利他的精神 < 利己的精神が強い」とも考えられるかもしれません。

 

しかし、以前にも書いた「報酬予測/遅延」という視点から考えると納得して行動変容することもあります。

 

developmental-pt.hatenablog.com

 

「損をしている/損をするかもしれない」というのは、

報酬予測/価値を小さく見積もっている可能性があるかもしれません。

 

そのため、

自分の行動を整理するためには、「損得勘定表」のようなワークシートを用いることも有効な手段と考えています。

 

「整理」して価値観の違いを考えたり、その行動パターンの幅を広げるというイメージでしょうか。

 

私が公私?共にいつも利用させて頂いています↓↓

「ソン・トク勘定表」を参照

www.rakurakumom.com

 

あの有名な本の著者でもあります↓↓

 

色々な支援ツールを用いることが必要です。子どもにとってわかりやすい言葉やイラスト、手段とは何か…を考えないとなぁといつも思います。